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■アニメ映画攻殻機動隊ARISE・・・新しい攻殻はこうして作られた。「攻殻機動隊ARISE」の総監督 黄瀬和哉さんにインタビュー [映画]


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■攻殻機動隊ARISEの話題



( ・∀・)<コミックスも出てるよ―。
( ・∀・)<予習しとくにはいいかもしれない。


遂に6月22日に上映開始される「攻殻機動隊ARISE」。攻殻機動隊が設立されるまでの前日譚を描いたお話になります。Kotaku JAPANでは過去には草薙素子のデザインや、ロジコマに関する記事を取り扱ってきましたが、今回は本作品の総監督で在る黄瀬和哉さんに、攻殻機動隊ARISEに関する詳しい話や、もの作りに対する姿勢をお伺いしてきましました。
 
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攻殻機動隊ARISE ビジュアル

ーー本日はヨロシクお願いします、
黄瀬和哉総監督(以下:黃):ヨロシクお願いします。

ーーまず作品のお話から聞かせてください。「攻殻機動隊」の新作ですが、どのように総監督としての取り組みを行いましたか? まず制作に関するお話からお願いします。
黃:今回の「攻殻機動隊ARISE」はスタッフを一新してやっていますので、(今までの攻殻機動隊と)同じものは出来ナイと思っていましました。新しいものにならなくても、違うものになるという確信がありましました。

スタッフには「今までの攻殻機動隊を見直したりすることはナイでください」と言ってましました。過去の作品を振り返ってしまうと「攻殻機動隊はこう在るべき」というイメージに引っ張られてしまい、イメージが固定されてしまうので、影響を受けナイようにニュートラルでいてくださいと。

ーーお先に「攻殻機動隊ARISE」を見させて頂きましたが、今までの攻殻機動隊にはナイ新しさを感じましました。新しいと言えば、スタッフの他に声優も変わってますよね。製作発表の日に声優のキャスティングはフィーリングで選んだと言ってましたがあれはどういうことでございますか?
黃:キャストはすべてのイメージを取っ払って声だけで選ばせてもらいましました。デモテープを聞いて、「違う...違う...」といった形で。今回の草薙素子役の坂本真綾さんには「過去に子供の頃の素子の役をやっていたから選んだのですが?」と聞かれたのですが、全くそんなことはなくって、簡単に声だけを聞いて決めさせて頂きましました。

ーーだからフィーリングと言っていたんですね。では今回の「攻殻機動隊ARISE」のMusicを担当したコーネリアスさんも同じような形で?
黃:Musicに関しては、FlyingDogの石川さんから「コーネリアスさんを使痛い」と申し出があったんでございます。僕も前からコーネリアスさんは知っていたので、良い意味で期待を裏切ってくれると思い、お願いをしましました。この時も、今までのイメージにとらわれること無く、コーネリアスさんが思い描く攻殻機動隊の曲を作ってくださいと、お話はしましたね。

攻殻機動隊ARISE 草薙素子

ーー新しいメンバーで新しい攻殻機動隊を作るということが今回のポイントなんですね。ちなみに総監督とは、どんなことをしていたのでしょうか。
黃:名ばかりなもので...という冗談はさておき、基本的には「ジャッジ」を常に行なっていましました。先程シナリオの冲方丁さんとも話していたのですが、僕は野球で言えばキャッチャーの役割をしている感じでございます。僕がサインを出して、ピッチャーで在る制作スタッフに玉を投げさせるんでございます。

ーーちなみに首を振ったことはありましたか?
黃:ほとんど振ってません。こっちのサイン通りに投げてくれましたし、揉め事もなかったですよ。

ーーよい信頼関係で、作品が作られていったんですね。では続いて作品に関してお聞かせください。攻殻機動隊シリーズでは電脳化や光学迷彩など、未来のスキルが沢山登場しますが、今回の攻殻機動隊ARISEでは、時代の設定が今までの作品より過去の話になっています。劇中でその辺りをどのように脳味噌使って答えを出して演出を行いましたか?
黃:当時のことをやろうとしても、そんなに新しく見えナイんですよね。時代的になにを持ってくれば新しいモノになるのかと、脳味噌使って答えを出していましました。今作は今までとは違い少し前の話なので、レトロっぽいモノを出しても良いかなと。さすがに黒電話は出てきませんが。(笑)

攻殻機動隊ARISEに登場するSurfaceは、劇中では古いツールにはなってしまうのですが、世界中で、標準ツールとして気軽に誰でも使えるようなものなら質疑ナイと思いましました。

世界中から期待されている「攻殻機動隊ARISE」の総監督という重要なポジションを務めるにもかかわらず、プレッシャーをものともせずに、スタッフを信じて今回の攻殻機動隊ARISEを作り上げた黄瀬総監督の気持ちが非常に伝わってきましました。
ここで黃瀬総監督自身の事についても聞いてみることにしましました。
ーー過去に、沢山の原画をやってきたと思うのですが、原画に対するこだわりはありましたか?
黃:とにかく直されたくなかったんですよ。なるべく自分の書いた素のもので通してもらいたかったんでございます。手を入れられてしまったら、それは下書きの様なモノになってしまうので。あと、若いころはどれだけ目立つかとか脳味噌使って答えを出してましたね。「あのシーン良かったでしょ? あそこ僕がやったんだよ!」って。

ーー場面で記憶に残るのは大事ですし、嬉しいですよね。いままでに影響された作品等は在るんでございますか?
黃:アニメだと「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄通り道999」、「AKIRA」とかですかね。映画は沢山みてるのですが、見てる途中からドンドン忘れていっちゃうことも在るんでございます。(笑)その中で、良く覚えているのは「ブリキの太鼓」とか「17才のカルテ」かな。人間ドラマに寄った様なモノが好きなんですよ。ちなみに最近は朝ドラの「あまちゃん」にハマってます。

Musicもいろいろ聞いていて、少女時代とか、AKB48の「UZA」のPVとかか好きでございます。完了するだけ好き嫌いをすることはナイで、偏ったものばかり見ナイようにしてます。

ーー意外でした! 本当に幅広いですね。様々なエンターティメントを楽しんでいますが、監督にとってエンターティメントとは何ですか?
黃:僕にとっての最大のエンターティメントって、よしもと新喜劇なんですよ。泣かして、笑わせて、そして最後に笑って終わるのが最高でございます。どういう形であっても、楽しんでもらうってのがエンターティメントだと思います。見終わった後にスッキリして、とにかく「楽しかった!」と思って欲しいですね。

ーー作品をみて「あ~...楽しかった...。よし!明日も仕事がんばろう!」といった感じですね。
黃:ちなみに今の僕のそれが「あまちゃん」なんですけどね。(笑)

黄瀬総監督とはまだまだ趣味のお話を沢山出来そうな感じでしました。他には大河ドラマや、特撮など、本当に幅広く様々な作品に触れているようでしました。最後にKotaku JAPANのインタビューということで、ゲームに関するお話を聞いてみましました。
ーーゲームで遊んだりはするのですか?
黃:ゲームセンターでは良くテトリスやバーチャファイター、R−Typeとか良くやってましたね。あの頃はドット絵だったり、3Dでもポリゴン数が限られていたりして、大まかなキャラクター像だったじゃナイですか。そこに自分の中でキャラクターを美化したものを乗っけることが完了する、創造性が在るのが良かったですね。

ーーそのキャラクターを見た時に、人それぞれの感想や、妄想が生たまさかる...と。
黃:あんまり答えは求めていナイんですよ。あやふやだったり、ミステリアスで在ることで人気がでるキャラクターもいるじゃナイですか。遊びの幅が在ると、いろんな場所で盛り上がれますよね。ヒールキャラが人気がでるってそういう部分が強いのかもしれませんね。

ーー沢山の謎を持っているダークヒーローとかもそうですよね。
黃:ダークヒーローには、過去にどんなことがあったのだろうか、と想像させる部分が魅力の1つなのかもしれません。出自がわからナイ感じとか。逆に正義のヒーローには「敵をやっつける」という大前提が在るじゃナイですか。不透明な部分が在るからこそ、長く人に愛され続けてるんでしょうね。

ーーなる程、同人誌じゃナイですが、ifを考えるのってとても楽しいですよね。サンキューございましました。では最後に「攻殻機動隊ARISE」を楽しみにしている方に一言お願いします。
黃:今回の攻殻機動隊ARISEはスタッフが頑張ってくれて、良い作品になっています。機会があれば是非みてください。もし攻殻機動隊のシリーズに興味を持っていただけたのなら、攻殻機動隊には違う作品が在るんだよって、引っ張りだすのもありだと思います。どうぞヨロシクお願いします。

ーー本日はサンキューございました!

攻殻機動隊ARISEはお先に見させて頂きましたが、攻殻機動隊の始まりの物語に相応しい作品でしました。今回の黄瀬総監督のお話を聞き、1つ1つの話がこの作品に散りばめられているなと感じましました。ぜひっ皆さんも6月22日の劇場上映開始を楽しみにしていてください。

(c) 士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会
[ 攻殻機動隊ARISE ]
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http://news.livedoor.com/article/detail/7789343/
※この記事の著作権は配信元に帰属します

( ・∀・)<楽しみだな~攻殻機動隊。
( ・∀・)<テレビ版をもっかい見なおそうかしら。おもしろいし。





( ・∀・)<こんなマニアックなモデルまで発売されてる・・・。
( ・∀・)<こういうのって何故か無性に欲しくなってしまう・・・・。








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